【文字起こし】活字中毒者のためのJ-Stage案内
著者: 小佐田
※この文字起こしはwhisperを利用して行っています。
位置 | 内容 |
---|---|
0.0 | おさださん、論文読んでますか? |
3.3 | 論文?論文読んでないですよ。日常的には読んでないですよ、私は。 |
8.1 | 日常的に論文読んでないんですか? |
10.2 | 日常的に論文は読まないですね。 |
13.0 | え、おさださんって大卒ですよね? |
16.0 | 大卒ですね。大学出たってことは、論文読んでるってことですよね? |
23.0 | えっとですね、うちのゼミが、論文読まなくても卒業できるような、 |
33.0 | ちょっと恥ずかしながら、かつて中読者としては恥ずかしながらという話なんですが。 |
39.0 | でも日本国民の5割以上は大学に行ってるわけじゃないですか。 |
45.0 | はい。 |
46.0 | ってことは、日本国民の5割以上は日常的に論文読んでるってことですよね? |
51.0 | ちょっとその理屈はよくわかんないんですけど、大学に行った人が100%論文読んでるかって言われると、そこは鼻肌疑問が残ると。 |
61.0 | 実は論文って、もうネットで結構簡単に読める時代ですし、良いものとしてめちゃくちゃ面白いんですよね。 |
69.0 | へぇー。 |
70.0 | っていうことで、今回はかつて中読者のためのJステージ案内と題して、国内論文を読むための話をちょっとしようかなと思います。 |
80.0 | それは助かります。よろしくお願いします。 |
82.0 | よろしくお願いします。 |
92.0 | はい、改めましてかつて中読者計画の竹澤です。 |
96.0 | 同じく、おさだです。 |
98.0 | ということで、国内論文の検索プラットフォームJステージっていうサイトがあるんですが、今回はちょっとこいつの話をしていこうかなと思います。 |
110.0 | 各優、私がこのサイトの結構ヘビーユーザーでして、ちょっとお仕事で使ったりしてるっていうのもあるんですが、単純に個人的に好きで結構このサイト徘徊したりしてるんですよね。 |
125.0 | はいはいはい。 |
126.0 | ってことで、このJステージってやつをちょっと話していきたいんですよね。 |
131.0 | まあ、しのごの言うよりも、まずは実際に触ってみた方が早いと思うので、おさださん、Jステージググって検索してもらってサイト出してもらってもいいですか? |
141.0 | なんか、検索画面とかセミナー資料公開とかそういうのが並んでるサイトですよね。 |
148.0 | そうですね。なんかざっと見ると、どこにアクセスしていいのやらっていう感じがあると思うんですが、とりあえず検索窓があるんで適当に何かのキーワード入れてみますか。 |
160.0 | どうしようかな。なんかわかりやすいのがいいので、とりあえず異世界転生って入れてみますか。 |
166.0 | 異世界転生?出るの? |
170.0 | 出ますね。 |
171.0 | すごい。 |
172.0 | 14件キットしましたね。そんなに数は多くないですけど。 |
176.0 | 物語研究とかそういうジャンルになるのか。そうかそうか。 |
182.0 | ちょっとまあタイトル読む分には問題ないと思うので、ちょっと冒頭のタイトルから読めると見ようんですが、誰もが異人である世界での異人論とは何か。物語研究より。 |
193.0 | ちょっと待って、これ面白そうだぞ。 |
196.0 | タイトルの時点で、こう知的好奇心をガンガンくすぐってくるようなものがいっぱい出てるんですね。 |
202.0 | いやーこれは、小説投稿サイトの小説におけるキーワードの多様性分析。 |
210.0 | クソ面白そうですね。 |
212.0 | ちょっとこれ、この時点で面白いぞ。 |
216.0 | 人文静止学研究会番外編 鈴宮春日。 |
220.0 | なかなか興味深いことが書いてありますね。 |
225.0 | 人文静止学ってなんだ? |
228.0 | 世の中には本当に何でも学会があって、何かしらの研究っていうものがやっぱりそこでは育まれてるんですね。 |
237.0 | これ見てるだけで面白いな。 |
240.0 | 結構こんな感じで、我々の身近にあるポピュラーなキーワードみたいので検索しても結構いろんなものが出てくるんですよね。 |
248.0 | で、これ、この論文のタイトルの下に、論文のタイトルがあって、著者の名前があって、下に物語研究みたいな雑誌の名前が入ってますよね。 |
262.0 | これが、いわゆるその論文をまとめている出版の責任を持っている団体の名前でして、大抵は学会だったり大学みたいなところがそれを担当してるんですね。 |
277.0 | さらにその下に行くと、DOIとか公開日とかがあった後に、下にジャーナルオープンアクセスみたいな記号が入ってると思うんですよ。 |
288.0 | この右のオープンアクセスとかフリーって書いてある論文に関しては、全部ウェブ上で無料で読めるやつなんですね。 |
296.0 | てことで、意外とこういうのって結構簡単に読める設計になってますし、ガンガン自分の興味で調べていける。 |
308.0 | これそのままタイトルクリックしてもらうと、右横にPDFをダウンロードっていうボタンが出てきて、これを押せばそのまま論文の中身が読めるようになってますので。 |
320.0 | こんな感じで、学術論文って実はすごい意外と簡単に読めちゃうんですよね。 |
328.0 | 例えば、この今物語研究っていうところを見てるんですけど、このあれであって、例えばこの論文面白いなと思ったら、今度はこの物語研究っていうジャーナル自体が何を掲載してるのかっていうのを見てほしいんですよね。 |
345.0 | そうすると、何が面白いかな。 |
348.0 | 【天津】猫の眼差しを追いかける現実物語と動物論。 |
352.0 | いいですね。めちゃくちゃ面白そうですね。 |
356.0 | Jスページの場合、この物語研究っていうページのトップに月間アクセスランキングで、アクセス数の多いものをランキング形式で表示してくれてたりしますし、またその右横の冠号一覧っていうところでは最新号に載ってる論文っていうのを順番に掲載してくれたりしてます。 |
374.0 | こんな感じで連鎖的に色々調べていくと、結構興味のある論文とか興味のあるジャンルっていうのがガンガン出てきて、その分野でどんな先生が活躍してるのかなんていう情報も知れてきて、かなり面白いんですよね。 |
387.0 | さらにもう一歩踏み込むと、今度は面白かった論文の著者の先生の名前でGoogle検索をかけてみると、その先生の所属している大学だったり、その先生が書いてる他の論文もバーッて一覧で出てくるので、そんな感じで連鎖していくと、結構マニアックな学びっていうのは今の時代に簡単に深められるようになってるんですよね。 |
412.0 | あとこれはJステージを徘徊している配信あるあるなんですけど、こういう学術雑誌、本来は冊子として配布されることが前提になってるので、簡単にちょっとしたエッセイみたいなのがくっついてたりするんですよね。それがめっちゃ面白いです。 |
434.0 | 要はその分野の先生がその分野の研究者に向けて書いてるエッセイなので、めちゃめちゃマニアックでかつ濃いんですよね。例えば物語研究の場合はこの表紙裏表紙とかのあれがあった後にそのすぐ下に来てる論文が多分これ冒頭に載ってる論文なんですけど。 |
451.0 | これは論文っていうよりはなんかまだもう少し違った形式で書かれてる部分が多かったりする部分で、その分野をやってる先生に読ませるための一番冒頭に載ってる文章なので。 |
466.0 | この辺は結構学術雑誌だったり界隈によって何だろう、仕立たりみたいなのも違ったりするんですけど、意外と面白いのがガチガチに理系のジャーナル、それこそ何だろうな、化け学研究とか薬学の何とかみたいな感じのすごいマニアックなジャーナルの表紙に載ってるエッセイみたいなのが、実はすごいなんか興味深いというか面白いものが載ってたりするんですよね。 |
493.0 | みたいな感じで結構素人が読んでも楽しめるものなんですよ。 |
498.0 | なんか思ったより身近なのもあって結構興味を引くのがあるなって。いや論文?論文?って思ってたけど全然何だろう普通に面白いものがいっぱいありそうだなってそう思いました。 |
513.0 | そうですね。特に人文学系とかだと国内論文っていうこともあって、ある程度一般の読者に読ませることを視野に入れてる論文っていうのも数は出てますし、やっぱりどちらかというとこの論文、本ちゃんの本当の分野の人に向けてのものっていうのは英語で書かれることが多いので、逆に国内論文っていうのは初学者とか大学でいうところの学部生とかが中心に読み込むことを前提としてるものだと思うんですけど、 |
541.0 | 前提としてるものも多かったりするんですよね。 |
543.0 | なるほどね。そうかそうか、学会に海外に行ったって人いるし英語でプレゼンしたって人もいっぱいいるから。そう考えると日本語で読んでる時点である程度初学者向けっていうことってことかな? |
557.0 | そうですね。この辺ももちろんがっつり国内だけで成立してるような、例えば日本の歴史について扱う学会だったりなんかすると、あとちょっと話が変わってくるんだと思いますけど、理科学系の学会とかだと国内ジャーナルについては結構広く読まれることを前提としてるのかなっていう印象を個人的には受けてますね。 |
576.0 | こんな感じで論文検索って個人の範囲でも結構いろいろカチカチやっていくとかなりマニアックで知的高知心をくすぐってくるような話っていうのがいっぱい読めて楽しいんですよ。 |
587.0 | まあじゃあちょっとここからは少し話の流れを変えて、じゃあそもそも論文って何なのって話を少ししたいんですけど。 |
594.0 | 論文とは? |
596.0 | ゆっくり論文って言っても一般的には3種類ぐらいの分類が存在してるって言われてます。 |
602.0 | 一つはジャーナル、もう一つがレター、最後がレビューっていう3種類ですね。 |
609.0 | 最初に出てきたジャーナルっていうのが、いわゆる競技の意味、狭い意味での論文というものに該当します。 |
616.0 | これは、査読。つまり同じジャンルの他の研究者が匿名で事前に下読みをして、正当性、信頼性っていうのをある程度担保した上で掲載されるっていうものですね。 |
630.0 | なのでこのジャーナルっていうのは、最初に文章を書いて提出してから、実際に本ジャンで掲載されるまで数ヶ月とか、長いと数年とかっていう単位で時間がかかったりするっていうものなんですね。 |
643.0 | ただしその分、学術的な信頼性っていうのも一番高いと。 |
647.0 | それに対してレターっていうのは、ジャーナルよりもっと速報性を重視して、長さでいうとペラ1とかペラ2ぐらいの長さっていうものになってます。 |
657.0 | ただこれも基本的には査読が入って学術史に掲載されるっていうステップを踏んでるものですね。 |
662.0 | で、最後がレビュー。レビューは日本語だと創設って言うんですが、論文のまとめ論文です。 |
671.0 | 結構理科学系の分野とかで研究の盛んなジャンルだと、年間数千本とかいうレベルで、いろんな言語でいろんな論文が書かれるんですね。 |
679.0 | それが大量に出版されるため、それらの情報をまとめてレコメンドするっていうところにも大きな仕事が発生していて、 |
687.0 | それらの情報をまとめたレビューっていうのが定期的に書かれてくるっていうシステムになってるんですよ。 |
692.0 | まあ個人的な印象としては、創設が書かれてるジャンル、レビューが書かれてるジャンルっていうのはソースもかなり研究が盛んで、そこにプレイヤーがいっぱいいるっていうイメージですね。 |
702.0 | 論文にはジャーナルとレターとレビューの3つがあるってことでしょ。 |
707.0 | じゃあ一般的にこの大学の学部生とかが書く論文っていうのはどれに当たるの? |
715.0 | それは学術論文っていう枠組みの中では論文には当たらないって言い切ってもいいかもしれないです。 |
724.0 | まあちょっとこの辺は言葉遂みたいなところがあって。 |
727.0 | 少なくともジャーナル、レター、レビューの中には入らないってことなんだな。 |
732.0 | そうです。なぜなら、査読がないから。 |
734.0 | 日本の大学の4年生大学のシステムだと、学部生の卒業論文っていうのは結構義務にしてない大学さんも多いんですよね。 |
744.0 | はい、私書いてないからね。 |
747.0 | 終始論文ぐらいから基本的に学内での査読が入ると。 |
754.0 | これが白紙論文になると、学外の査読付きのジャーナルに何本以上掲載してくださいねみたいなシステムになっていくんですよ。 |
763.0 | なので学生が書く論文っていう意味で本当の意味の学術論文に該当してくるのは白紙論文からなんですよね。 |
772.0 | へー。 |
774.0 | もっと言うと、学部生の書いた卒業論文とかっていうのは、パブリッシュされないんですよ。出版されないんですよ。 |
786.0 | はいはいはい。 |
787.0 | 基本的に学外に出ないものなので、そもそもステージに立ってないというか、この枠組みの中には入らないっていうイメージですね。 |
798.0 | ただ、この3つ以外で各大学とかが個別に出している企業っていう概念があるんですよね。 |
808.0 | 日本書紀とかの企に、要素の用の字で企業って呼ぶんですけど。 |
817.0 | これは学部とか研究科とかの比較的小さな単位で発行される学術雑誌みたいなもので、〇〇大学〇〇学部企業とか〇〇学論文集みたいな形式で各大学から出されているものなんですよね。 |
834.0 | これは結構大学によって基準も違ったりするんですが、授業が入らないっていうのもあって、結構掲載のハードルがかなり低いものになってるんですね。 |
845.0 | この辺、実績として、要は研究者の仕事としてはちょっと一段下に見られている部分はあるんですが、人文学とか社会学系とかのマイナージャンルについては、結構この企業にすごいインパクトがあるというか、面白い文が載ってくることも多いので、結構これも注目のプラットフォームというか、学術的には大事なプラットフォームの一つなんですよね。 |
869.0 | 大学さんによっては、この企業に陰性とか白紙とかの人が文章を寄せるっていうことをしている場合もあるので、その場合はそれは企業論文っていうのにカウントされるかもしれないですね。ただこの企業、ネット上で探しにくいっていうのが結構問題点でして、このJステージ上に大学の企業を登録してくれているところもあるんですけど、登録してないところもあるんですよね。 |
896.0 | でなると、各大学さんのホームページに行って、そこからPDFで公開されていればそれを頑張って拾ってきて、それを読むっていう行為だったり、ひどいところっていう言い方は良くないですけど、ものによってはそもそも電子化されてないっていうパターンがあるので、大学図書館とかに、その大学の大学図書館に行って、頑張って探すしかないっていうパターンもあったりするんですよ。 |
921.0 | なるほど。 |
922.0 | ただその分、結構この企業、その、読が入らないっていうこともあって、結構大学の先生方が張っちゃってた内容を書いてることも多いんですよね。 |
931.0 | うーん。 |
933.0 | まあ論文っていうよりは、これもほぼエッセイって言い切っていいんじゃないかっていうぐらいの内容のものも多かったりして、読み物としては正直かなり面白いので、もし大学図書館とかに行く機会があったり、もしくは大学に在籍してる方であれば、図書館の隅っこの方に多分置いてあるので、ぜひ探してみてほしいですね。 |
952.0 | 大学にいる人たちは視聴者にいるんでしょうか。 |
955.0 | まあ、頑張ればいるんじゃないですか。知らないけど。 |
959.0 | いる人は面白いと思うので、ぜひ探してみてください。 |
963.0 | さっきもいろいろ、茶読って話もしましたけど、学術論文って、なんで学術論文としての価値があるかって言われたら、結局その茶読っていうシステムがあるから、そこに価値が生まれてるんですよね。 |
976.0 | うんうん。 |
978.0 | 茶読、基本的には論文の内容を発表前に匿名で他の研究者に精査してもらうことで信頼性を高めるっていうシステム。 |
988.0 | で、これがあるから書籍とかよりも信頼度が高いっていうものではあるんですが、結構大きな問題点がありまして、この茶読、界隈にもよるんですけど、基本的にボランティアなんですよね。 |
1001.0 | そうなんだ。 |
1003.0 | 大学の先生方に、論文をまとめている学会とかジャーナルから、「〇〇先生、今度この茶読お願いします。」って言って、どさっと文章を渡されて、 |
1014.0 | で、「これはこの辺がいいよねとか良くないよね。」っていうのを大学の先生が書いてっていうのをやってるんですよね。 |
1020.0 | うんうん。 |
1022.0 | 正直、個人的にはこのシステムは不健全だなぁとは思ってます。 |
1027.0 | そうね。 |
1030.0 | まあちょっとこんな感じで、正直この学術雑誌の出版っていうシステム自体は結構ギリギリなところでやってる部分があって、というのも、そもそもめっちゃ高いんですよ、学術雑誌って。 |
1046.0 | 割と表に出てる数字で有名なのだと、アメリカのカルフォルニア大学。ここが大手の出版社のウィルセピアっていうところと交わしてる契約っていうのが、5年契約で57億円くらいって言われてます。 |
1061.0 | まあこれ、いろんなジャーナルをパッケージ化して、すごい膨大な論文を含んでるものなので、その価値はあるんですけど、とはいえ大学図書館が5年で57億円、年間10億円っていうのはちょっと尋常じゃないですよね。 |
1075.0 | こういった流れがあって、電子ジャーナル化とかオープンアクセス化、学問をもっと開かれて、お金とかじゃなくてみんなで読めるようにしようぜっていう流れで始まったのがオープンアクセスジャーナルとかの潮流で。 |
1090.0 | その潮流の中の日本のプラットフォームっていうのがこのJステージっていうプラットフォームなんですね。 |
1096.0 | このオープンアクセスっていう話、いろいろまだ正直問題点もいろいろありまして、じゃあオープンアクセスにしたときにその論文の、要はジャーナルっていう雑誌があるわけですけど、それはどうやってマネタイズするのっていう問題が発生するわけじゃないですか。 |
1116.0 | まさかその論文にペタペタ広告貼って広告収益でアプリエイトするわけにもいかないですし、じゃあ何でお金をもらってるかっていうと、論文を書く先生からお金を徴収することでどうにか持ってるんですよね。 |
1129.0 | これ学外の人間からすると結構衝撃的な話だと思うんですけど、大学の先生って論文書いてそれを雑誌に載せるために20万円ぐらい払ってるんですよ。 |
1141.0 | つまり書いた自分の論文を載せるために経済料みたいなのがかかるってことですね。 |
1149.0 | 普通漫画とかだったら出版社から経済料をもらうじゃないですか。逆です。自分が載せるためにお金を出版社に払ってるんですよ。 |
1159.0 | なんてこった。 |
1163.0 | 一般的な雑誌とかジャーナルだと平均20万円とか1500ドルとかそれぐらいって言われてるんですけど、有名誌だと4倍とか5倍とかっていうのにどんどん跳ね上がってきまして、 |
1178.0 | 理科学系で有名なのだとネイチャーっていう雑誌あるじゃないですか。あれの姉妹誌のネイチャーコミュニケーションズっていう雑誌、あれの経済料が70万とか80万とかって言われてます。 |
1194.0 | なんだかなーっていう気はしますよね、正直。 |
1200.0 | これもいろんなシステムがありまして、出版社的にはオープンアクセス化なんてしたくないので、じゃあオープンアクセス化したいんだったらさらに著者の方から追加でお金を払ってよっていうオープンアクセスオプションなんていうシステムもあったりしまして、 |
1218.0 | 著者側が出版社に追加でいくらかオフセスすると自分の論文をオープンアクセス化できるなんてシステムを大手出版社は採用してたりするんですよね。 |
1228.0 | まあみたいな感じで、結構このオープンアクセス云々っていう話にはまだまだコミュニティとして克服しなきゃいけない課題っていうのもいっぱいあるっていうのが実情なんですよね。 |
1238.0 | まあこんな実情はあるんですけど、アカデミック外部の我々みたいな人間からしてみれば、せっかく大学の先生方がすごいコストを払って、また先人たちがいろんな犠牲を払って論文のオープンアクセス化、誰でも読めるっていう状況を作ってくれてるので、それを読まないっていうのはなんかもったいない話じゃないですか。 |
1258.0 | 学外から論文が読んでる人間が増えるってことは、やっぱり学術コミュニティの健全化にとってもすごい良いことだと思うんですよね。我々がみたいなアカデミックのよくわからない人間が面白いって言って論文読んでるってこと自体が、このオープンアクセスっていういわゆる学問を開かれたものにしようっていうところに、なんかある種ポジティブな影響を与えられるのかもなーなんてことを私は常々思ってます。 |
1284.0 | なるほどー。いやー面白いですね意外と。なんか色々これ調べてみたくなりました。結構硬いワードで調べなくても意外とヒットするから、そう考えるとね、普通に読み物としていいんじゃないかなって思った。 |
1306.0 | 我々が何らかの生活を行って何かを作り出してるところっていうのは必ず文化があって人類学があって社会学があって、そこに当然理科学も必ずあるわけで、そこに何かがあれば、何かしらそれを学問化しようって知る人たちは存在するんですよね。 |
1326.0 | ちょっとぜひ自分の気になったワード、なるべくくだらないワードから始めると出てくる論文数が少なくて楽だと思うんですけど、そんな感じで色々論文調べると結構ネット上の読み物として質が高いもの読みライフを送れるんじゃないかなーと思ってます。 |
1349.0 | ちなみに私は今日実家でこんなものを、名古屋土産をもらったんですね。ウイロー。というわけでウイローで検索をしてみたんですよ。 |
1362.0 | 市販ウイローの地域特性。2008年度にアンケート調査を実施し、その結果から名古屋と山口の各5種を用いて、破断強度、水分含量、糖度、色彩を測定し、阿波10種と比較検討した。 |
1383.0 | 面白い。 |
1385.0 | というね。アンケート結果からウイローが有名だと思う地域は名古屋が72.7%、徳島24.2%。ウイローの品質表示は阿波が米粉、名古屋は米粉と、ごめん読めない。なんだろうこれ。 |
1405.0 | いやー面白いですね。 |
1407.0 | 面白い面白い面白い。 |
1409.0 | 同じキーワードで今の俺のところでパッと出てきたのはウイローの品質に及ぼすグルテンの影響。この辺はがっつり調理学ですね。名古屋分離大学企業。これは大学の企業ですね。 |
1425.0 | 地方大学の研究企業ってめっちゃ地方性出てるやつが多いんで、その辺もお住まいの地域とかで調べてみると結構面白いかもしれないですね。 |